よみやま氏の愛読書の1つが、「日本人の矜持」(藤原正彦)という本です。
著者藤原氏は、あの歴史作家新田次郎氏の息子さんで、数学がご専門なのですが、日本の歴史や文化、教育問題に関する切れ味鋭い著書が多数並びます。
藤原氏いわく、
「日本には素晴らしい歴史があり、歴史が育てた人や文化がある。そんな環境に生まれ育った日本人としての『矜持』を養うべきだ」
と。そして、
「『日本人の矜持』を養う環境が、敗戦後に失われてしまった。それを早く取り戻すべきだ」
とうったえています。
非常に共感させられる本です。よみやま氏もまた、同じ思いのようです。
よみやま氏が退官し、地元延岡に戻って幾つもの子育て支援活動を行っている動機は、そういった思いに依るものでしょう。