明るく、細身で身のこなしも軽快。しかしどこか太い芯の通ったような、何やら強いものを感じさせるよみやま氏。
子供の頃は、剣道をやっていたそうです。なるほど。
藤原正彦氏の著書を愛読し、日本人としての矜持を強く意識するよみやま氏。
それから「尊敬する人物」として、郷土宮崎の偉人、小村寿太郎の名を挙げています。
小村寿太郎については賛否両論あります。大きな功績もありますが、一方で歴史的大失敗もやらかしています。
ただ、1つ間違いないのは、彼は日本の国益を守るべく大国相手に一歩も引かず、日本人としての矜持、強い信念を貫き通した外交官だ、ということです。ラストサムライです。
よみやま氏こそ、まさに小村寿太郎のように、世界の第一線で活躍するサムライであって欲しいものです。
また、よみやま氏は、同じく郷土宮崎の偉人石井十次を、在野の社会起業家の大先輩として尊敬しているとのこと。
石井十次は明治期の人で、高鍋町出身。岡山で起業し慈善事業を行い、「児童福祉の父」として尊敬を受けています。
奇しくもよみやま氏は、岡山副市長を務めた経験があり、その点でも石井十次と多少の縁があります。
こどもの貧困、いじめ・不登校など、こどもに関する問題が深刻化している中、よみやま氏は新しい切り口からその解決を図ろうと「こどもーる」を開業しました。
その胸中に、
「現代の石井十次でありたい・・・・」
という想いがあるようです。