いわゆる「365日駆け込み寺」とも言うべき総合相談窓口の設置につきましては、「医療・介護・福祉」と「子育て・教育」の2つの分野を重点分野として、市民の皆様からの様々な相談に対応するため、今年10月を目途に「なんでも総合相談センター」を設置したいと考えており、現在、相談員や協力団体の募集など必要な準備を進めているところです。
また、「なんでも総合相談センター」の「子育て・教育」分野の相談に対応する「子育て世代包括支援センター」を「なんでも総合相談センター」全体のグランドオープンに先立って今年4月に本庁舎2階に開設しましたが、切れ目のない支援の実現のためにも、「なんでも総合相談センター」も本庁舎2階に開設したいと考えております。
なお、「子育て世代包括支援センター」には保健師等の専門職を配置し、妊娠期から子育て期にわたり関係機関と連携し、支援が必要と思われる方へは、相談のほかこちらから必要に応じて出向くという、いわゆる「アウトリーチ」対応も行っているところです。
また、安心の長寿社会づくりのため、延岡市と西臼杵3町共同で、成年後見等の申立支援や相談対応等を行う中核機関を、県内で初めて広域で設置することとしており、既に実施予定法人も決定し、今年10月の業務開始に向け準備を進めております。
また、成年後見人の受任者確保のための体制整備として、延岡市で法人後見事
業を実施している法人に対し支援を行っています。
消防につきましては、増加する救急需要への対応や救急現場への到着時間の短縮のため、高規格救急車を配備した「(仮称)延岡南分署」の整備を進めており、今年10月の開設に向け 整備を進めております。
また、高度化する救急技術に対応するための救急救命士の養成につきましては、今年4月から1名、さらに9月からもう1名が救急救命研修所に入所する予定となっております。
あわせて、新たな消防団員確保策として、建設業者格付基準の加点評価項目において、消防団員を従業員として雇用している建設業者を評価することとしております。
さらに、言葉による119番緊急通報が困難な聴覚・言語機能等に障がいを持つ方々が、火災や救急事案の発生時に、スマートフォンなどを利用して、いつでもどこからでも円滑な緊急通報を行える「Net119緊急通報システム」を今年10月から県内で初めて導入することとしています。